
母と行った市場
台湾にいたころ、よく母と市場に行った。
記憶を辿ると、うちから母の原付に乗って行ったと思う。
ずらーと両サイドにお店が店先にいろいろなものを並べていて、建物の中はまた、いろいろなものが台に並べられていて、お肉から魚から野菜、果物。
そして豚の頭やら、牛、黒やぎ、いろいろなお肉の部位が吊るされていて、その近くでビニールひもが数本ぐるぐる回ってて、ハエ除けだ。
そして、世にも残酷な物語だけど、鶏も生きたままゲージにぎゅうぎゅうに入っていて、
これ下さいと指さすと、その鶏は目の前で包丁で首元を切られ、何かの入れものに入れられ、毛をむしり取られ、その場で調理して、味漬けしてもらったものを持って帰って食べる。おいしかったのは覚えている。
それから、その市場には名物親子(母と娘)がいて、とてもいい体型の二人が、超人技でワンタンを包んでいる、1分に何個包むのかは定かではないが、そんな親子がいたのを覚えている。
ある日、私は母と市場へ行き、まだ小さい私は母のワンピースの裾を握って歩いていた。
そしてある時ふと頭を上げて見上げると、なんと母ではなく、別人だった。(キャー)
迷子になってしまったのか??とそのあとの記憶はないが、無事母の元に戻れた。
偶然にも母と同じワンピースを着ていたから、握る裾を間違えていたらしい。(笑)
しおり
台湾の市場はすごくにぎわっていて、衛生面はやや不安だが、その活気にあふれている情景は今でも懐かしく思う。
前回帰った時に市場に行ったら、私は白髪が多い方なので、店から女性が何かスティックを手に持っておもむろに私に近づい来て、私の髪の毛に何かつけてきた、毛染めのスティックだった。まず日本じゃ考えられない。そんな売り込みをするんだと、まあ驚いた驚いた。

